商品を開発しよう!と考えたとき、ただ「これが作りたいな」というような安易なものでは、大抵売れずに失敗してしまいます。
今回は、商品開発の基本的な6ステップをご紹介します。
例えばですが「シャンプーを作りたい」と思ったとしても、「誰に向けたシャンプーを作るか」によって、商品の構造は変化します。
新商品を開発する上で、大まかな商品選定は必要ですが、それに加え、消費者の分析・競合の分析・自社の分析を行い、シーズとニーズを知ることで、「誰に向けたどんなものにするか」という新商品コンセプト開発につなげます。
コンセプトが決まったら今度は戦略を立てていきます。
戦略には6つの要素があります。
市場の特徴や、規模を考えていきます。
比較される競合商品を考え、その商品とどう競っていくかを考えます。
顧客のデモグラフフィック特性、心理特性、行動特性を理解し、
ターゲットを決めていきます。
購入、利用、保管、破棄場面などの、コアターゲットの商品情報の取り扱い情報を踏まえた発売時期の設定を行います。
機能的なメリットや情緒的なメリットを組み込んでいきます。
競合他社との違いや、自社ならではのメリットを提供できる方法や
理由などを考えます。
この6つの要素を鑑み、商品を設計していきます。
「アルコールの需要があるからアルコールを作る」ではなく、
「アルコールはどんな人に向けた、どんな独自性のあるものなのか」
というような、目的を深掘った商品の開発をすることが必要ということですね。
続いて、製品の名前を考えていきます。
製品の名前はその商品の顔になります。
製品の名前を決めるときには独自性、明瞭性、意味性、継続性を意識するとよいでしょう。
商品の戦術的要因となる「4P分析」を行います。
製品の中身を確定し、パッケージデザインなどの外見を具体化します。
販売価格の設定を行い、価格体系も具体化していきます。
流通チャネルを決定し、物流の流れを具体化していきます。
商品を認知してもらうための、情報の伝達方法を考えていきます。
以上がマーケティング・ミックスに必要な4P分析の内訳です。
4つのうちの一要素を考えただけでは、4P分析ができているとは言えません。
4Pの複数の要素を掛け合うことで、初めて4P分析が効果を発揮するのです。
上記の4P分析から市場への導入の仕方を考えていきます。
このようなステップを踏んでいきます。
商品開発は思ったよりも工程が多いことがわかりますね。
以上ざっくりと商品の開発についての流れをお話しましたが、いかがでしたでしょうか。
市場にはいろいろなものがあふれていますが、その一つ一つには、たくさんの思いと、考えが詰め込まれているといっても過言ではないでしょう。
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