PDCAサイクル、よく聞かれる言葉ですね。
仕事上の目標を達成していくためには必須の手法ですが、この手法を円滑に回す企業と回せない企業では、目標達成度に差が出てきてしまいます。
今回は、PDCAサイクルを円滑に回し、目標達成した企業について解説をしていきます。
PDCAサイクルの「PDCA」とは、
Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)のことを意味します。
計画から改善まで順番に行い、循環させることで、業務の効率を上げ、高い目標に到達することができます。
それぞれの具体的な方法は以下の通りです。
まず、最初に計画を立てます。
目標を達成する為には、何を行うべきなのかしっかりと考えます。
次に、立てた計画を実行していきます。
実行する際、何を実行したのかを記録に残しておくと、その後の評価がしやすくなります。
実行をしたら、実行したことについての結果を評価します。
自己評価を行った後、第3者に評価をしてもらうと客観的な結果が得られ、より質の良い評価に繋がります。
最後は改善です。評価で得られた良い点は今後も取り入れ、改善すべき点や問題点は改善していきます。
このように改善までPDCAサイクルを循環させたら、また計画に戻り、より高い目標をクリアすることを目指していきます。
では実際に企業ではどのように活用されているのでしょうか。
ES調査からのPDCAサイクルの循環に成功した例をご紹介いたします。
あるメーカーの人事部S様が、
「社員のモチベーションが低いように感じ、業績も右肩上がりにならない。」
と悩まれており、「従業員満足度調査」をご希望されました。
S様の会社でES調査を行ったところ、社員のモチベーション低下の理由は以下にあると明らかになりました。
・評価方法が明確でなく、評価されるべき人が評価されていない。
このような声が多く見受けられました。
結果からS様の企業の改善点は「評価制度」となり、「評価制度」を改善することで「社員のモチベーションのアップ」という目的を達成できると考えました。
この改善に対し作成した、PDCAサイクルの一部をご紹介いたします。
→社員が自分で思う実力と、社員に対して上司が思う実力が合致しているかを確認し、どうしてその評価になっているかを知る。
このように、計画から改善を一通り回し終えたら、再度計画を立て、同じ流れを繰り返します。
何度も繰り返していくことにより、目的を達成することができ、企業は良い方向に成長します。
しかし、このPDCAサイクルのどこか一つでもおろそかになってしまうと、目標は達成できず終わってしまいます。
そうならない為にも、問題の本質を的確にとらえ、計画・実行・評価・改善を行うことが、重要と言えるでしょう。
PDCAサイクルについておわかりいただけましたでしょうか?
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