コロナウイルスが猛威を振るいだしてから約半年、企業の働き方は大きく変容しつつあり、ある大手企業は本社組織を一部地方に移し、あるシステムの会社はテレワークを前面に推奨している為、社員が地方に移住するなんてことも起きています。
そんな「テレワーク推奨」の世の中を働き手はどのように考えているのでしょうか。
今回は働き手の心情を詳しく書いていきたいと思います。
世間から聞こえてきたメリットとしてはこのようなものです。
テレワークを行ってよかったこととして、一番に聞こえてくるのは、「移動時間の無駄がなくなった」という声です。
毎日の通勤の満員電車にストレスを感じていた方はとても多くいた、
ということがよくわかります。
移動時間が減った分、自分の時間を確保でき、趣味に費やす時間が増えたことでメリットを感じている方が多いようです。
毎日会社で遅くまで働いて、朝は誰よりも早く出ていく。
働く男性においてざらにあることだと思います。
そんな方々がテレワークになることにより、今まで確保できなかった家族との時間を確保できるようになったという声も多く耳にします。
以上のように、仕事場所が自宅になり、移動時間の無駄をとり除いたことによる、「プライベートの充実」に多くの方がメリットを感じていることがわかります。
次にデメリットを見ていきましょう。
職場に行かないことで、他人の目を気にしなくなり、メリハリがつけがたくなります。
また新入社員や若手社員は、まだ自分で判断できることが少なく、仕事の責任感や面白さを感じるには未熟です。
そういった若手社員のモチベーションの管理方法が難しいところでしょう。
マネジメントする立場からすれば、今までは近くにいた為、だれがどの方向に動いているのか、どんな様子なのか、何をどこまで進めているのかすぐわかりましたが、テレワークになり、部下の様子が視覚的にとらえられなくなったことで、一つ一つ確認作業が発生していきます。
問題が起こっていても気づきにくく、仕事上での失敗のリスクも上がっています。
上記の2点をふまえれば、仕事の効率が下がるのは想像に難くありません。
移動時間分の体力は有り余っているはずなのに、作業効率が落ちるのは、モチベーションの管理が難しいことや、情報共有が難しいことが影響しています。
以上の3点からデメリットとして根幹にあるのは、「コミュニケーションの低下」だといえます。
対面して話をできない分、今まででも困難とされていた従業員のモチベーション管理が数倍難しくなったといえるでしょう。
従業員のモチベーションを管理するにあたり、3つのことが必要になってきます。
まずはテレワークでも十分な意思疎通が取れるよう、コミュニケーションツールを充実させることが必要になります。
仕事上の情報共有はもちろんのこと、社員の置かれている状況を把握する為にも、コミュニケーションしやすい環境を整えることは必須です。
コミュニケーション環境が整ったら、今度はマネジメントの強化です。
社員の在宅環境を鑑み、テレワークでも仕事に遅れが出ないようなシステムやルールの構築が必要でしょう。
情報共有も円滑にできるようになり、テレワークに対応するシステム整備も進んだら、一番大事なモチベーションの底上げです。
社員一人一人の力を最大限に発揮し、テレワークを効率の良いものにする為には、大変重要になるでしょう。
そうはいっても、面と向かってでも難しいモチベーションの底上げを、テレワークでどうやればいいの…
そう思う方もいると思います。
しかし、会社出勤でもテレワークでも、モチベーションの底上げの根底にあるのは「社員の困り事を解決する」という課題です。
ですから、まずは「社員の困り事」を把握しなければなりません。
「社員の困り事」を効率よく把握する方法として、「従業員満足度調査」をお勧めします。
「従業員満足度調査」はWebでもできる為、テレワーク推進の今日でも簡単に実施できます。
社員の気持ちがわからなくて困っている…
とお悩みの経営者や管理職の方は一度実施してみることをオススメします。
面と向かって言いづらい本音も、アンケート調査なら聞き出せることが多いものです。
「アンケート調査の達人」でも、お悩みをお伺いできますので、是非ご相談ください。