アンケート調査を左右する“設問設計”の極意!良い設問設計の秘訣とは?

2020年9月2日
2020年11月9日
達人調査員
達人調査員

「設問設計がうまくできればアンケートは成功する」

このようにいっても過言ではないほど、アンケートにおいて、設問設計は重要な要素と言えます。

では、その設問設計はどのように考えていけばいいのか、本日は設問設計を行う際のポイントをお伝えいたします。

■設問設計は結果の仮説を立てて逆算する!

アンケート調査で何より大事なことは、ズバリ、結果の仮説を立てて逆算して設問を設計することです。

適切な設問ができないと、求めたい結果が得られない可能性があるのです。

それだけではなく、回答者が途中で回答をやめてしまったり、回答が雑になってしまったりする傾向もある為、設問設計はアンケート調査において極めて重要になります。

ではどのような設問設計が良いとされるのか、ポイントを見ていきましょう。

■ポイント1.専門用語や業界用語は、使用しない

アンケートにご回答いただく方に、業界用語を使用した設問を投げかけても、「わからない」のは当然であり、設問に回答はいただけません。

また「わからない」ことで回答をするのをやめてしまうなどの、リスクも発生します。

そのため、誰が見ても分かる言葉を使用する必要があります。

■ポイント2.質問文は短く端的に

ご回答いただく方の負担をできるだけ軽くするために、理解しやすい短い文章にする必要があります。

■ポイント3.あいまいな表現は使用せず、具体的な表現を使用

対象者が分からない質問や、意味・解釈が複数ある言葉を使用せず、設問を設計いたします。

例えば、「最近」などの表現は、人により解釈が異なるため、具体的な数字を示し、誰が見ても同じ解釈になるようにしましょう。

■ポイント4.設問数は10問程度が適切

あれもこれも…お客様にききたいことが選びきれない!

そして、設問数が多くなってしまう。。。。アンケート設計の素人さん「あるある」です。

多すぎると回答者の集中力が続かず、正しい調査結果が得られない場合があります。

アンケートの内容や種類にもよりますが、設問数は15問くらいが最大で考えるのが良いでしょう。

回答者が面倒くさいな、と思わないで答えられるのは、7~10問程度で、しかも悩んだりしないで、さっと回答できるような内容の設問です。

■ポイント5.適切な選択肢の量

設問に対する、選択肢の量は少なすぎても多すぎてもいけません。

例えば選択肢が不足している場合、「その他」に回答が集中し、求めたい回答が得られなくなります。

しかし、選択肢が多すぎても選択肢を把握するのに時間がかかり、正確性が下がることがあります。 また同じような選択肢があると、どちらを選ぶべきなのか回答者が迷ってしまう為、設問に対して考えられる選択肢を、過去の事例から導き出し、過不足の無い選択肢を用いることが必須です。

■アンケートの成功を導く「設問設計」

これまで、適切な設問設計のポイントをご紹介してきましたが、このように設問設計を適切に行うことにより、アンケート調査の成功が見えてきます。

「時間をかけて調査をしたのに、いざ結果を見てみたら欲しい回答が得られなかった。」

など、残念な経験をされた方もいらっしゃるかもしれません。

調査を最大限活用させるために、適切な設問設計を行いましょう。

■設問設計のミスは、取り返しがつかない!

当たり前ですが、質問していないことの回答はどうやっても得られません。

1度目で完璧な設計をするのは難しいことだと思いますが、アンケートをやってみたけれど、あとから「しまった!これも聞けば良かった!」という苦い経験を経て、

私たち「アンケート調査の達人」にご相談くださるお客様も多くいらっしゃいます。

いかがでしたでしょうか。

アンケート調査の設問設計はターゲットや目的で大きく変動します。

「以前このアンケートでやったから、今回も」

では適切な分析結果は得ることはできないでしょう。

CS調査の達人」では、事前の打ち合わせから、お客様のご要望を業種やアンケートの目的に沿って、適切な設問をご提案いたします。

通常のプランにオプションで、設問設計や分析資料作成などを追加していただくことができますので、気になる方は一度ご相談ください。