アンケート調査を行うには、必要な工程がいくつかあります。
あなたはいくつ思いつくでしょうか?
ざっくりといくつか工程がありますね。
今回はその中でも、『集計』についてピックアップしてお話します。
みなさん、「集計」は行ったことがありますか?
アンケート以外にも行う機会はありますよね。
一言で「集計」といっても、色々な方法がありますが、
アンケート調査でいう集計は、回答者の回答を数値化して、グラフなどの傾向を確認できる状態にすることです。
ちなみにアンケート調査では、そもそも設問設計の段階で、集計や分析がしやすい設問にする必要がありますが、それはまた次回のお話として、この記事では、「集計」の種類や方法についてお話していきます。
単純集計は、項目ごとの合計を出す集計方法です。
例えば、「Q1 Aという商品について、また購入したいですか?」という設問に対して、「はい」「いいえ」の2択の設問を用意していたとします。
この場合、「はい」「いいえ」それぞれの回答者の人数をカウントするのが、「単純集計」です。
「全体のおおまかな傾向を知る」のに適した集計方法であり、簡単なスキルで集計が可能です。
デメリットとしては、全体的な傾向しかわからない、という点です。
例えば、前述の「また購入したいですか?」の「はい/いいえ」に対して、「年代ごとのに回答の差はある?」「男女で、回答の特徴がある?」など詳しく知りたい場合は、単純集計ではなく、「クロス集計」という集計方法を行います。
単純集計に比べて、クロス集計は、より詳細な傾向まで知ることができます。
例えば、先ほどの「Q1 Aという商品について、また購入したいですか?」
という設問に対して、女性だと100件「はい」だった、男性だと200件「いいえ」だった、などと性別や、年代ごとの傾向を導き出したりすることが可能です。
すると、この商品は女性より男性に支持されている、ということがわかりますね。
クロス集計をExcelで行う場合は、ピポットテーブルを活用すると作業が楽になります。
クロス集計の方法はまだ別の機会に詳細をご説明しようと思います。
先の単純集計とクロス集計は、自由記述以外の数値や選択肢による集計方法です。
自由記述を用いることで、選択項目だけでは見えてこなかった回答者の本音を詳細に分析できます。
自由記述は「アフターコーディング」や「テキストマイニング」といった方法で集計を行う場合が多いです。
自由記述の内容を意味の似通ったカテゴリーに分類していきます。
それをコード化(選択肢化)して集計できるように変換します。
正確にはアフターコーディングは「集計」ではなく、自由記述を集計できるようにする為の作業、というイメージです。
自由記述を単語や文節で区切り、出現頻度や各単語間の相関を解析することで、有用な情報を取り出す手法です。
こちらは手作業というより、専用ツールを用いて行う場合が多いです。
せっかくアンケートを行ったのにも関わらず、集計から分析ができずアンケートを活かしきれなかった…という経験はありませんか?
正しくアンケートを集計できていないと、当たり前に分析もできず、アンケートを無駄にしてしまう可能性があるのです。
正しい分析を行うには、設問設計や集計方法がとても重要なのです。
調査を行うにあたって、「あれもこれも」と思ってしまうと大きいお金が必要になる場合も多くあります。
「アンケート調査の達人」では、お客様とともに優先順位の確認をし、価格は抑えて最適なプランをご提示させていただいております。
「ここまで行うには、50万円かかりますが、このあたりをカットすることで、30万円で対応可能です」
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