今回は、従業員満足度調査を行った結果、社員スタッフが抱える気持ちを明らかにすることができ、歯科医院内の問題解決につながった事例をご紹介いたします。
従業員満足度の調査を行おうと考えられたきっかけは、患者さまの声だったそうです。
長年歯科医院に通院している患者様が、医院長にこのようにおっしゃったのです。
「歯科助手さんたち働いているとき、楽しそうじゃないのよね」
医院長は、以前より従業員の方の離職率の高さに悩んでおられました。
そのため、患者様の一言が「従業員満足度を改善しなければならない」と思うきっかけになったといいます。
そこで医院長は、自ら歯科助手さんや衛生士さんたち従業員の方々に職場環境について聞いてみたそうです。
しかし、年も離れているうえ、立場的にも医院長には話しづらいようで、従業員の本音は聞き出すことができなかったそうです。
医院長はインターネットで、従業員の気持ちを聞く方法を調べました。
従業員の気持ち=「現場の生の声」を把握するためには、従業員満足度調査が最適であるという記事を、ご覧になったそうです。
直接上司の方に答える必要がない方法で従業員満足度調査を行えば、現場のスタッフの本音を聞き出しやすくなります。
同様に、私たちES調査の達人のような第三者に委託していただくことで、客観的なデータを得ることができます。
これらのメリットや、従業員の方に女性が多いことを踏まえ、他社と比較したところ、「女性のみで構成された調査専門チーム」である、ES調査の達人に依頼してくださいました。
ご依頼をいただくと、初めに事前の打合せを行います。
アンケート調査の目的や、集計結果の活用方法などを事前に把握するためです。
次に、打合せでお伺いした情報をもとに、最適な設問を設計いたします。
設問設計にあたり、アンケートの項目数や目的に応じた設計が必要となります。
知りたいことを確実に把握するためには、設問設計が最重要と言っても良いでしょう。
このように様々な角度から意見が集計分析できるような設問を組み合わせます。
設問が決定すると、アンケート方法を選択します。
回答率が上がるよう、各クライアントの事情に合わせた最適なアンケート方法をご提案いたします。
いくつかあるアンケートの種類の中から、今回は、Webアンケートを選択いたしました。
直接、質問用紙を手渡すことが不要で、筆跡などから人物が特定されないことなどから、匿名性が担保される、という理由でWebアンケートをお勧めしました。
以前、医院長が直接従業員の方にお話を伺ったときに、本音が聞き出せなかったことがありましたが、Webアンケートにすることで、
より従業員の本音が聞き出しやすくなりました。
アンケート完了後、調査専門チームによる、集計・問題点の分析を行います。
その後、集計結果とグラフ化したレポート、その集計結果から得られる所感をまとめた簡易レポートを作成いたしました。
今回、簡易レポートには、従業員間や医院長とのコミュニケーション不足により、不要なミスやいざこざが起きていると考えられることを示しました。
このことから、職場での居心地が悪く、医院を辞めたいと思っておられる従業員の方が多くいらっしゃったのです。
以上のような結果は、コミュニケーションに関する、いくつかの質問で判明しました。
例えば、「私の部署内のコミュニケーションは双方向である。
上司は私と話し合い、私は上司と話し合うように奨励されている。」
などの質問例があります。
簡易レポートをもとに、医院長は改革を行われたといいます。
お礼とともに、改革の内容、活用の方法について、メールをくださいました。
「この度は、調査をしていただきありがとうございました。
従業員の本音を聞くことができ、大変助かりました。
従業員とのコミュニケーション不足が判明したことから、コミュニケーションツールを取り入れることにいたしました。
まだ自分自身が使い慣れていませんが、従業員に教えてもらいながら行っています。」
調査で得られた結果の活用が行われて、少しずつ状況変化がみられるようになり、この歯科医院では、従業員同士のいざこざが減り、医院を辞めたいと相談されることも少なくなったそうです。
今回は、依頼者である医院長が、活用方法を考え、実行されましたが、活用方法をご提案するオプションを、追加していただくことも可能です。
ES調査のやり方が分からない、アンケート結果をどう活用したらいいのか分からない、と迷われている方でも、一度「アンケート調査の達人」にご相談ください。
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