スターバックス、ドトール、コメダ、タリーズ… 大手コーヒーチェーンがリピーターや、顧客満足度を保つためにどのようなことを行っているのか、軸となる部分を考察していきたいと思います。
まずカフェの違いを考える際に最初に注目する点はターゲットです。
ターゲット次第で立地・メニュー・お店のレイアウト・接客など、すべてが決まるといっても過言ではないでしょう。
それでは、各大手コーヒーチェーンを比べてみます。
コーヒーの価格に付加価値が加わっています。
ではどんなところに付加価値を感じ若い女性は足を運ぶのか…
リピートしたくなる理由としては
この2点が大きく考えられます。
スターバックスと言われて、まず思い浮かぶのはおしゃれな店内だと思います。
ソファーの多い落ち着いた店内は、この空間を訪れるだけでも特別感を感じられます。
コーヒー+空間を売っている、と言っても過言ではありません。
ゆったりとしたソファーに腰を据えて読書をしたり、コーヒーを飲みながら自分のペースで仕事をこなす…なんて経験も皆さんもあるのではないでしょうか?
季節に合わせた女性の心をくすぐるスイーツ感覚のドリンクや、カフェインレスコーヒーやTEA…
こだわりのあるものを多数、取り扱っています。流行の最先端のメニューが多いこともスターバックスをリピートする理由でしょう。
去年オープンしたリザーブロースタリーの店舗はそんなスターバックスの持ち味の象徴のようなところで、こだわりのコーヒーや、おしゃれな店内、そこでしか買えない雑貨など、若い女性が訪れてはこぞってInstagramに投稿していました。
SNS世代の20代の女性にはドンピシャの店舗だといえますね。
どんなところが働く男性の心をつかんでいるのか…
理由としては
の2点が大きく考えられます。
スターバックスがコーヒー1杯300円前半なのに対し、ドトールは200円前半。
毎日おいしいコーヒーを楽しみたい男性にはとても魅力的です。
ドトールの立地は基本的に駅のちょっとしたスペースなど、立ち寄りやすい所が多いのも特徴のひとつです。
外回りの多い、サラリーマンの営業男性が少し時間をつぶすというシチュエーションに最適な場所です。
価格は上記に挙げたどこよりも高く400円前半。それでも毎日のようにコメダに訪れる人もいるほど、ターゲットのリピート率は高いです。
それはなぜなのか、大きな理由は
この2点です。
個のスペースで気兼ねなく楽しめる
スターバックスやドトールとは大きく違う店内の構造として、
仕切りのある個別席のような作りが挙げられます。
複数人で訪れても、周りの目を気にすることなく、おしゃべりに夢中になれる個のスペースが他社にはない魅力のひとつです。
圧倒的なお得感
確かにコーヒーの価格は高めですが、コメダの圧倒的なサービスとして、「モーニングセット」の提供が挙げられます。
ドリンク一杯につき、パン・ゆで卵がついてくるなら安いと考えている人や、モーニング=コメダと考えている人は少なくはないでしょう。
この3点といえるでしょう。
上記から、ターゲットを明確にしたお店づくりをしていくことが売上UPにつながることがお分かりいただけたでしょうか?
お店に訪れるお客様の多くがサラリーマンにも関わらず、メニューをおしゃれにしても意味がないのです。
そしてターゲットを明確にするには、まず既存のお客様を知らなければなりません。
「うちの客はサラリーマンが多い」
このぐらいの認識なら、どのお店の方でも答えられるでしょう。
しかし、なぜそこの店舗に訪れたのか、リピーターの方ならどのような所が気に入っているのかなど、詳しい顧客の情報を、どのくらいのお店の方が答えられるでしょうか。
この情報がないとターゲット選定は難しくなってきます。自ら顧客分析をすることは、忙しい飲食店では不可能に近いと思います。
そんな時には、「アンケート調査会社」を利用するとよいでしょう。
アンケート調査会社に依頼することで、時間をかけず複数のデータをとることができます。
また、今回は既存店の売上UPを目的とするので出口調査や、お客様の満足度だけでなく、ロイヤリティを数値化できるNPSを使用するとよいと思いますが、出口調査を従業員がやってしまうと本音を聞き出しづらく、NPSはアンケート調査会社の方が正確な分析ができます。
いかがでしたでしょうか?
今回の記事が改善案のイメージを出すお手伝いになれば幸いです。
最近お客様が離れてしまった…
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