広告の中でも、電車広告は効果が高いといわれている媒体のひとつです。
企業の広告担当者の中にも、電車広告を出したいと思っている人がいるのではないでしょうか。
普段電車に乗っていると、車内では音楽を聴いたりスマホをいじったりしている人が多い印象がありますよね。
では、実際に電車広告はどのくらいの人が見ているのでしょうか。
電車広告のメリットデメリットなどと併せて、ご紹介をしていきます。
マクロミルと翔泳社が、全国の15~59歳の男女を対象に、「普段閲覧している広告について」のアンケート調査を行いました。
以下のグラフによると、最も多いのが「テレビCM」で72.4%、次いで「電車の車内広告」が54.4%になっています。また、「スマホで見るネット広告」は38.3%「駅構内の広告」は36.8%となっていることから、電車内の広告を見る人の割合は比較的多い傾向にあることがわかります。
閲覧率が高いということは、電車広告は消費者の購買行動を促す効果を期待できる可能性が高いかもしれません。
参考:「市場調査メディアホノテ」https://honote.macromill.com/report/20171124/
「東京圏における電車内の情報行動と社内広告の効果」という電車広告の効果についての論文によると、以下のようなことがわかっています。
「広告の商品・サービスについて電車内でネット検索した」という人は20代で42.9%、30代の人で46.0%となっており、約4割の人が広告を見てすぐにネット検索をしていることがわかります。
また、実際に「広告の商品・サービスを後日購入(利用)した」という人は全体で約3割程度となっており、電車広告の訴求効果があることがうかがえます。
参考:「東京圏における電車内の情報行動と車内広告の効果」
https://www.iii.u-tokyo.ac.jp/manage/wp-content/uploads/2019/03/35_4.pdf
では、電車広告を出すことによって、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
ご紹介していきます。
【メリット】
電車は多くの人が利用するので、広告を見てもらえる機会が増えます。
たくさんの人が目にする機会が多いのでとても訴求効果の高い広告なのではないでしょうか。
電車広告では、必要な路線のみに広告を出すことができます。
集客を期待できないエリアは掲載しないことで広告費をカットできるので無駄なコストを削減することができます。
電車広告は利用者が何度も目にするので、認知度を高めやすいといえます。
無意識に目にしている電車広告を継続して掲載することで、利用者の記憶に残る可能性が高まるのではないでしょうか。
【デメリット】
電車広告は公共交通機関に掲載するため、広告内容について厳しい審査を通過する必要があります。
場合によっては、内容についての修正指示などがあるため、申請から掲載までの期間が長くなる傾向があるようです。
電車内の窓上に掲載する広告は、他社の広告と一列に並んで掲載されます。
サイズの差別化ができないので、デザインなどに工夫をし、他社との差別化を図る必要があるかもしれません。
Web広告のように数値でユーザーのアクションが見えないため出した広告がどのくらい効果をもたらしているのかが分かりづらく、費用対効果を詳細に分析することができません。
広告内容の改善を行う場合にも、対策がとりづらいという点があるようです。
「広告を出したいけど、どの媒体で出すのが効果的かわからない。」
「どのような広告を掲載したら商品やサービスが売れるの?」
そのような疑問をお持ちの人は、市場調査を行ってみるのはいかがでしょうか。
市場調査を行うことで、消費者の動向を把握することができ、効果的な広告を出すことができるかもしれません。
市場調査をしたいとお考えの人はぜひ、市場調査の達人へお問い合わせください!