会社の福利厚生について、従業員はどのように感じているのでしょうか?
福利厚生が充実していることは、従業員満足度が上昇し、働く意欲が湧くきっかけとなるかもしれません。
従業員は会社の福利厚生に満足しているのか、一般的にどのような福利厚生があるのか、などのご紹介をしていきます。
INOUZが行った「会社の福利厚生は満足?不満足?」のアンケートによると、「満足している」が48%、「不満がある」が52%の結果になりました。
下記は、実際に「満足」と答えた人の声と「不満」と答えた人の声です。
満足していると答えた人は、「特別なものはないけど満足をしている」
不満があると答えた人は、「他の会社と比べると不満」「もっと充実してほしい」と考える人がいるようですね。
参考:INOUZ Times「社員アンケート会社の福利厚生は満足?不満足?」https://inouz.jp/times/question_benefit/
では一般的に、どのような福利厚生があるのでしょうか。
ご紹介していきます。
上記の福利厚生が一般的に導入されている制度のようです。
毎日通う職場への通勤手当支給があるだけでも助かりますね。
独自の面白い福利厚生を導入している会社もあるようです。
制度のご紹介をしていきます。
従業員の、仕事と生活と個人の調和をとるうえで、個人が大切にしたいと思う価値観「ワーク・ライフ・バリュー」の理解、支援をする制度です。
年1回、手当(1万5000円)もしくは休暇を取得できます。
月4回以上ジムに通うと、会社から補助金が支給される制度です。
社会人の運動不足を課題としてとらえ、「少しでも運動する人が増えたら」という考えから生まれたそうです。
大きなキッチンスペースで、毎日届く新鮮な食材を使って料理ができます。
ランチタイムには多くの従業員が集まり、社内コミュニケーションの一環となっているそうです。
福利厚生を充実させることで、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
【メリット】
働きやすい環境となるように福利厚生を充実させることで、新しい人材獲得の際、会社のアピールとなり採用力向上につながります。
有給休暇の取得や特別休暇の取得がある場合、働くべきときは集中して働き、休みたいときは自由に休むことができます。
そのような制度があることで、従業員の満足度の向上につながっていきます。
会社が福利厚生を充実させるということは従業員を大切にするということにつながります。
従業員を大切にしている会社へのイメージは向上し、社会的信頼性の向上につながるようです。
福利厚生としてスポーツクラブを安価で利用できるようにした場合、休日に運動で汗をかいて、心身ともにすっきりとした状態で業務に励むことができます。
心身が健康であることが生産性の向上につながり、業務で良い結果を生むことにつながります。
上記のようなメリットが期待されますが、福利厚生を充実させることで、デメリットもあります。
【デメリット】
どんな制度でもコストがかかります。
特別休暇だったらコストはかからない、と思う人もいるかもしれませんが、実際には休暇中の給料を支払っていることになるのでコストがかかります。
新しい制度を導入するには準備や運営、管理に人手が必要となります。
制度を導入後、各従業員の利用状況を確認したり、制度の活用を促したりなど、手間がかかってしまいます。
一度導入をしたが、様々な事情により廃止せざるを得なくなる制度がでてくるかもしれません。
廃止する際には、従業員にすべて説明し、理解してもらう必要がでてきます。
書面での同意も必要となってくるので、手間や時間がかかってしまいますね。
従業員のライフステージやライフスタイルは多様です。
すべての従業員の要望を満たす福利厚生を提供することはとても難しいといえます。
福利厚生を充実させることはメリットがある反面、コストがかかることや従業員すべての要望に応える難しさがあります。
福利厚生を充実させることは、メリットがある一方でデメリットもあることがわかりました。
しかし、従業員それぞれのキャリアやライフステージが多様化している時代で、既存の制度を一度見直すことは大切なことかもしれません。
その際にES(従業員満足度)調査を実施することで、従業員の会社への不満や意見を上手く聞き出すことが可能です。
従業員の意見を把握して課題を見つけだし、会社をより良く改善していくことは会社そのものの生産性や利益率のアップにつながるかもしれません。
ES(従業員満足度)調査をしたいとお考えの人はぜひ「ES調査の達人」へお問合せください!