社内の環境について
「チームのモチベーションを高めたい」
「従業員の効率的な連携を図りたい」
このようにお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
Google社がパフォーマンスの高いチームづくりに必要だと取り上げたことで注目されている心理的安全性をご存じですか。
心理的安全性とは何か、どのような効果があるか、また実際に高める方法についてご紹介していきます。
心理的安全性とは「サイコロジカルセーフティ(psychological safety)」という心理学用語のひとつです。
具体的には、従業員が職場において安心して自然体で自由に行動できる状態を意味します。
心理的安全性の低い社内では、「どうしてこんな簡単なことがわからないのか…」「無能だと思われたくない…」という不安から、従業員が気軽に相談できない雰囲気が生まれてしまいます。
それでは、心理的安全性を高くすると、社内でどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
心理的安全性が高いチームでは、多様性を認めることで従業員がリスクを恐れず自由にアイデアや考えを出し合うことができます。
これによって、よりイノベイティブでクリエイティブな意見がでてくるでしょう。
意見を実行に移していくフェーズでも、メンバーを信頼して相談し、適切にフィードバックされることで行動の質が上がります。自分の優位性を誇示するようなふるまいをされる心配がなく、発信しやすい雰囲気をつくることでより活発な行動につながります。
従業員の心理的な不安を軽減することで、アウトプットしやすい環境ができるのでチームのひとりひとりが主体的に仕事に取り組むことができます。
メンバーが協力し合うことで業務の質が高くなり、個人の生産性はもちろんチーム全体のパフォーマンスが高くなるでしょう。
では、実際に心理的安全性を高めるにはどのようにしたら良いのでしょうか。有効な具体的方法をいくつかご紹介いたします。
上司と部下が1on1で話しあうことで「自分の意見を聞いてくれる、理解してくれる」という気持ちが生まれます。自由に相談したり、環境をより良くしたりするために安心感を持ってもらうことが大切です。週に1回など定期的に行うと良いでしょう。
チームに共通のゴールがあると、協力しようという意識が生まれます。チーム全体の目標を決め、そこから個人の目標を設定する「OKR(目標と主要な結果)」によるマネジメントが有効でしょう。
ピアボーナスとは、メンバー同士が相互に認め合い感謝し合いながら報酬(ボーナス)を贈り合う仕組みです。「手伝ってくれて助かりました」「教えてくれてありがとう」という気持ちになった時に、いつでも報酬を贈ることでメンバーとのつながりを深く感じるでしょう。
Googleの調査では、心理的安全性の高いチームのメンバーは、離職率も低く、収益性も高いという結果が出ています。
出典:Google https://bit.ly/3wOgkHP
心理的安全性は目に見えないものなので、従業員の本音を引き出すアンケート調査が有効です。
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