今までの日常を激変させたコロナウイルスですが、生活様式の変化とともに市場での商品の動きにも大きな変化がみられています。
コロナウイルスの猛威が振るい始めてから1年以上経っていますが、その中での商品の売れ方にはどのような変化があるのかご存知ですか?
意外なアレが売れているようですよ。
東洋経済のコロナで「売れた」「売れなくなった」商品ランキングによると
【売れた商品】
1位の玩具メーカー菓子は、「おまけ」として玩具を添付した食品のことです。
味覚糖の「ぷっちょ」では社会現象となった鬼滅の刃とのコラボ商品もあり、売上増加に一役買っていることがうかがえます。
こういったアニメの爆発的人気の背景には、コロナ禍で外出がしにくくなり自宅で過ごす時間が増えたことによる、アニメなどの視聴時間の増加があります。
2位の血圧計に関しては、不特定多数が接触するものとして、クリニックや市役所、病院での設置がなくなり個人で購入して計測をする人が増加したことが理由だと考えられます。
このように、人と人との接触を避けるために需要がじわじわと伸びている商品があります。
参考:https://toyokeizai.net/articles/-/417143
ITmediaビジネスが調査した「コロナのせいで売れなくなった商品ランキング」によると、以下のような結果になりました。
【売れなかった商品】
1位の口紅は、マスクを日常的に着用するようになり、使用する人が減ったためだと考えられます。
2位の鎮暈剤(ちんうんざい)とは酔い止めなどのことで、外出自粛の影響によって乗り物で移動する機会がなくなり影響がでているようですね。
3位の強心剤は、ドラッグストアなどで処方箋なしで購入できる漢方薬のことです。
日本製の漢方薬は原料への信頼性が高く世界シェアが8割以上あり、訪日中国人が大量に購入していました。
しかし、コロナ禍によって中国からの日本入国が原則禁止となり、大量購入する中国人旅行客が減少したことが売り上げ減少につながっています。
参考:https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2012/14/news101.html
昨年の3月あたりから需要が伸びていた「麦芽飲料」の代表的な商品は、ネスレが発売している「ミロ」という商品です。
栄養機能に優れた食品で、7月頃からTwitterで話題になったことをきっかけに爆発的に売れました。
「鉄分が豊富で貧血に効果がある」という内容の何気ないつぶやきが拡散され、貧血に悩む女性たちが反応し大ヒット。9月末に生産が追いつかなくなり販売休止に至り、大きなムーヴメントを起こしたようです。
コロナ禍により自宅で過ごす時間が増え、SNSを見る機会も増えますよね。そういった要因も背景には潜んでいます。
刻々と変化していく市場ですが、消費者が常にどのような商品を必要としているのか、どのようにアピールをしたら商品が売れるのか、を知ることで思わぬヒットに結びつきます。
そのような消費者のニーズを調査するなら「市場調査」を行うのはいかがでしょうか?
より正確に市場の動向を調査し、売れる商品を世の中に送り出したい方はぜひ、「市場調査の達人」へお問合せ下さい!