2020年7月1日よりレジ袋の有料化が開始されました。そして2021年3月9日には「プラスチック資源循環促進法案」で、使い捨てスプーンの有料化まで検討されていることが報じられました。
コンビニやスーパーで使われている使い捨てスプーン有料化の目的は、プラスチックごみの削減やリサイクル促進です。スプーン有料化とネットでの反応についてより詳しく見ていきましょう。
「プラスチック資源循環促進法案」によって、プラスチックスプーン有料化を政府が検討しています。有料化の理由となぜ今このタイミングで行われようとしているのか、理由をご紹介します。
◆プラスチックゴミの削減、リサイクルが目的
海洋プラスチック問題や気候変動問題などへの対応を契機として、プラスチック資源循環の必要性が高まっています。
スプーンの有料化は、使い捨てストロー、フォーク、スプーンなどの使用について、合理化を求める具体的な対策の一つです。各事業者が取り組むべき対策については、実際に法案が成立してから環境省により定められます。
スプーンの有料化に関するアンケート調査によると、賛成は約5割だったそうです。賛成の割合こそほぼ過半数でしたが、ネットでは疑問に思う声も上がっています。
私たち消費者がスプーン有料化をどのように捉えているのかについて、賛成・反対、2つの立場から見ていきます。
◆スプーン有料化に賛成する声
SNS上では、スプーンの有料化に対する反応はポジティブなものばかりではありませんでした。
実際にアンケートを取ると、賛成と答えた人の数は49.3%に及びました。特に60代以上では58.9%もの人が賛成と答えていて、年齢が上がるほど賛成派が多くなっています。
有料化に賛成する理由としては、「環境保護に繋がるなら良い」といった意見や「元々余計だと感じていたから自分で用意すれば良い」といった意見がありました。
◆スプーン有料化に反対する声
スプーン有料化に関する報道があった2021年3月9日には、スプーン有料化にまつわるワードがTwitterでトレンド入りしました。
どちらかというとネガティブな反応も目立った中、実際にアンケートを取ると反対する人は30.5%という結果に。
反対する人たちの声には、「スプーン使用後の衛生面が心配」、「有料化にすると企業が大変な思いをする」との声もありました。
私たち自身や企業への影響など、さまざまな視点から反対の声が上がっているのが分かります。
スプーンの有料化は、プラスチックごみの削減やリサイクルを目的とした政策です。私たちの生活にも影響を及ぼすスプーン有料化。
賛成、反対の声をはじめ、市場のニーズを探るのに市場調査を行うのはいかがでしょうか?
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