自殺の要因とコロナ禍での変化

2021年1月8日
2021年1月9日
admin_a-tatsujin
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■はじめに

あなたは年間で何人が自殺で亡くなっているか、ご存知でしょうか?

日本は他の先進国と比べて自殺率が高い国とされています。

ではなぜ日本は自殺率が高いのか、今回はその要因についてお話ししていきます。

■自殺率の高い国

先に「日本は他の先進国と比べて若者の自殺率が高い国とされています」とお話ししましたが、本当にそうなのか、と疑問に感じる方もいると思います。

では「世界の自殺率ランキング」を見てみましょう。

こちらをご覧ください。

この記事によると、自殺率の高い国はこのようになります。

  1. ロシア 
  2. 韓国
  3. ラトビア
  4. ベルギー
  5. ハンガリー
  6. スロベニア
  7. 日本
  8. エストニア
  9. フランス
  10. スイス

日本は7位に位置していますが、G7(先進7カ国首脳会議)の中では、1位という結果となりました。

■一度はみんな自殺を考えたことがある?

この結果を裏付けるような面白い記事を見つけました。

【あなたは自殺を考えたことがありますか?】7割以上の方が新型コロナウイルスが自殺に影響していると思うと回答:時事ドットコム (jiji.com)

「3割以上の方が自殺を考えたことがあると回答」

この記事の中では「あなたは自殺を考えたことがありますか?」と質問したところ、約3人に1人が『はい(31.6%)』と回答したと紹介されています。

また、その理由に関しては、『仕事へのストレスが大きかったため(37.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『全てがどうでもよくなってしまったため(34.2%)』『人間関係が悪化したため(32.8%)』『孤独であったため(22.3%)』『学校や職場でいじめを受けたため(16.4%)』と続きました。

調査員の私たちが驚きだったのは、3人に1人が自殺を考えたことがあるという点です。

自殺は自分と関係ないものと考えていましたが、意外と身近にあるものかもしれないと考えさせられる結果となりました。

■増加する自殺者数

コロナウイルスによる経済状況の悪化から、7月以降自殺者が大きく急増し、2019年の同時期までの累積自殺者数は17,059人であったのに対し、2020年では17,219人と前年を上回りました。

そしてその後も自殺者は増え続け、10月の自殺者は2019年が1,539人だったのに対し、2020年には2,153人と1か月で約600人増という結果となりました。

まだまだコロナウイルスの収束は目途が立っておらず、経済の回復も見込まれていません。

このような状況下では、ますます自殺者が増えてしまうと言えるでしょう。

■さいごに

いかがでしたでしょうか。

遠いようで近くにある”自殺の要因”。

人々の自殺の要因の中で、経済状況の問題はウイルスの収束も関わってくるため、国全体で取り組むべき問題と言えますが、「仕事へのストレス」「学校や職場でいじめ」は各企業や学校などで取り組み、改善を行うべき問題であり、コミュニケーションを良くとることにより気づき、改善ができるかもしれません。

またアンケート調査を行うことで、SOSを発見できるかもしれません。

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