学生時代の部活動や、休日の気分転換に、スポーツを行ってきた人も多いのではないでしょうか。
スポーツの種類によっても様々ですが、スポーツ用品を揃えていくのも楽しみの一つですよね。
今回は、国内のスポーツ用品市場を調査した結果をご紹介していきます。
<調査概要>
調査期間:2020年1~3月
調査対象:スポーツ関連企業・メーカー・卸売業・輸入商社・小売業等
調査方法:株式会社矢野経済研究所専門研究員による直接面談、郵送アンケート調査
対象分野:ゴルフ、スキー・スノーボード、釣り、アスレチックウェア、アウトドア、スポーツシューズ、テニス、スイム、野球・ソフトボール、サイクルスポーツ、バドミントン、武道、卓球、サッカー・フットサル、バスケットボール、バレーボール、ラグビー
<調査の目的>
株式会社矢野経済研究所は、製品セグメント別の市場動向や参入企業の動向、将来展望を明らかにするため、国内のスポーツ用品の市場調査を行いました。
※2020年の出荷額は予測値
参考:株式会社矢野経済研究所
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2424
<調査の結果>
2019年のスポーツ用品市場において、国内出荷額は前年比102.1%の1兆5,691億1,000万円と見込みました。
スポーツウェアを日常着用する需要が高まっていることが下支えとなり、2015年から4年連続でプラス成長となることが見込まれています。
また、2019年は、ラグビーワールドカップが日本で開催され、盛り上がりを見せたことにより、ラグビー用品の市場規模は前年比41.4%となりました。
2020年は、市場規模の大きいスポーツシューズや、アウトドア用品が好調の見通しとなることが予測されました。
フィットネスウェアが、アスレチックウェアに含まれており、巣ごもり需要による好調が見込まれるでしょう。
実際に、スポーツ用品販売大手の『アルペン』の2020年4月度のEC売上が、前年同月比で70%増となったといいます。
自宅などの室内で運動する人や、庭でバーベキューする人の増加により、レジャー用品やフィットネス用品の需要が伸びたと考えられています。
2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大にあたり、オリンピックの延期のほか、各種スポーツイベントも中止に追い込まれました。
また、中国やその他海外の工場が操業停止となり、小売店へ用品の入荷が遅れたことも、スポーツ用品市場には、痛手となりました。
一方、地方のスポーツショップでは、コロナ禍でも好調を維持しているようです。
岡山駅から、車で45分ほどの場所にある「モミジヤスポーツ」では、コロナ禍より前からネット販売に力を入れてきたことにより、今も成長を続けているといいます。
また、大手ブランド商品の販売では、大手販売店との価格競争に勝てないため、プライベートブランドを拡大してきたのだといいます。
コロナ禍でのスポーツは、外出自粛が続く人々にとって、良い気分転換となるといえます。
そのため、ネットでスポーツ用品を購入する人が増え、ネット販売が大きく売上を伸ばしたようです。
今回の調査では、新型コロナウイルスの影響により、各種スポーツイベントの活動が中止や延期になることを見込み、全国でヒト、モノ、カネの動きが停滞するという異常事態に陥ることを見込んでいます。
しかし、市場の大きいスポーツシューズやアウトドア用品、アスレチックウェアなどのカテゴリーが、スポーツ用品市場をけん引していくと予測しています。
市場調査では、どんな市場でも調査することができます。
今回のように、スポーツ用品といった幅広い分野でなくても、例えばゴルフ用品だけに限定して調査することなども可能です。
また、新商品を発売する前に、自社の商品がどれだけ受け入れられるのか、どう評価されるのかを浮き彫りにすることができます。
既に発売されている商品であっても、一般的なユーザーの意見を知ることで、新たに改善点が見つかることもあります。
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