コロナウイルスで、あなたの生活はどのように変化しましたか。
コロナウイルスの影響で変化したものには、人々の食生活や購買行動などがあるかと思います。
また、売れなくなった商品もあれば、売れるようになった商品も多くあります。
今回は、コロナ禍でも売れた商品から、アフターコロナに売れる商品の考察をしていきます。
コロナの影響で、外出時にマスク付けることが必須になったため、ファンデーションや口紅などの化粧品の消費が減り、売上が落ちたといいます。
また、健康志向の高まりと重なり、ヨーグルトは例年よりも売上を伸ばしましたが、テレワークが進んだことにより、グミやガム、個包装のチョコレート菓子などの売上は落ちていると言います。
化粧品や菓子以外に、コロナの影響で売れなくなった商品は、外出自粛が大きく影響していると言えます。
酔い止めである「鎮暈(ちんうん)剤」が2位となっており、外出の機会が減ったことが顕著に表われる結果となりました。
一方、コロナの影響で需要が高まるなどして、高価格のものが売れるようになったものがあります。その一例をご紹介します。
セブンイレブンが新しく発売したシャンプーの価格が、1本1,500円という高めの値段設定でした。
その背景には、サロン品質のシャンプーを自宅近くで購入する消費者が増えたことが影響し、このカテゴリーの売上は、前年比2.4倍だったことがあるようです。
この事例から、やや高めの価格設定でも、需要のある商品と販売する地域が合えば、売れることが分かります。
外出が控えられている今、コンビニなど身近にある店で、専門的な商品が求めらているのだと考えられます。
コロナの影響で、外出とともに消費が抑えられた2020年でしたが、その中でも売れた商品には2つの共通点がありました。
①ブランドの強みを再強化
②空白市場をゲット
例えば「湖池屋 プライドポテト」は、「無塩のポテチ」という斬新な商品を発売し、V字回復を遂げました。
強みを改めて見直し、強みを極めたことで売上を回復できた商品と言えるでしょう。
三菱鉛筆は、スマホの普及に伴い小型化した手帳に合わせるため、極細のボールペン「ジェットストリームエッジ」を発売しました。
ありそうでなかった極細のボールペンは話題を呼びました。
様々な商品が生まれ、消えていくこの時代に、ヒット商品を生み出すのは容易なことではありません。
以上で紹介した共通点から、商品の強みの調査と市場の調査を欠かさず行うことが重要であることが分かりますね。
少しでも多くのヒット商品を生みだすためには、市場の把握が必須です。
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