2020年もあとわずかとなりました。
今年を振り返ると、自宅にいる時間が長かったという人も多いのではないでしょうか。
今回は、「おうち時間」が長かった2020年のヒット商品ランキングをご紹介します。
参考:日経トレンディ×日経クロストレンド
2020年は、コロナウイルスの影響で東京オリンピックが延期になるなど、異例の年となり、ヒットが約束されていた商品が相次いで延期になりました。
コロナウイルス対策のための商品が爆発的に売れた後に、外出自粛の期間を充実させる商品が注目されたという特徴があるとされています。
2020年ヒット商品の選考基準は以下のような基準です。
●評価項目
・売れ行き
売上やシェアをどれだけ拡大し、どれだけ人を集めたか。
売れ行きは継続する余地があるか。
・新規性
これまでにない画期的な技術、着眼点、売り方の工夫があったか。
・影響力
他社に影響を与えたか、あるいは新たな市場を形成したか。
生活スタイルや社会の常識を変えて、世の中に影響を与えたか。
このように、ただ話題を呼んだだけでなく、新しい着眼点なども重要視されるようです。
それでは、ランキングの1位から10位をご紹介します。
1位は鬼滅の刃となりました。
誰もが認める1位と言えるでしょう。
鬼滅の刃と言えば、映画の興行収入がどんどん伸びていることが印象的ですね。
2位〜4位は、コロナの影響によりヒットした商品と言えるでしょう。
2位のマスクは、今や必需品となりました。
マスクをしていないと飛行機から降ろされるなど、マスクを付けることがマナー化したり、有名ブランドからマスクが登場したり、色々な役割を持つようになりました。
3位の「あつまれ どうぶつの森」は、外出自粛で取りづらくなったコミュニケーションを補う存在となりました。
これまでになかった、「家からトレンドが生まれる」という結果となりました。
11位から30位は、以下のような結果になりました。
1位から10位と同様、「おうち時間」を充実させるアイテムがランクインした印象にあります。
13位の「リングフィットアドベンチャー」は、家で過ごすことが多くなり運動不足になった人に、家でできるフィットネスとして、人気商品となりました。
また、29位の「プレミアムルームウェア」は、家の中でもオシャレをしたいという層に受け、5万円のパジャマでも売上が4倍になったと言います。
2021年のヒット予測は、以下のような結果になりました。
参考:https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00380/00001/
1位 無人駅&辺境グランピング
グランピングとは、「グラマラス」と「キャンピング」を掛け合わせた造語です。
手つかずの大自然をリゾートに昇華するサービスが、誕生しています。
ソーシャルディスタンスを保つことができ、アウトドア体験を手ぶらで楽しめると話題になっています。
2位 多視点スポーツ観戦
会場でスポーツ観戦をしながら、手元のタブレットでリプレイを確認したり、選手を別角度から見たりすることができます。
次世代通信システムの「5G」が生かされ、自由視点映像を楽しめるようになりました。
3位 ビヨンド副業
首都圏で働く人が、物理的な距離を超えて、遠隔で地方企業での副業を行うという、新しいワークスタイルです。
ある程度キャリアを積んだ、30~40代が多く始めているようです。
コロナウイルスが終息するかどうかにより、結果が変わると見られる2021年ですが、このヒット予測は、コロナウイルスが終息しないと予想されて出された結果だと考えられます。
この予測を見て言えるのは、キーワードは「ソーシャルディスタンス」であるということです。
コロナウイルス対策をしながら、楽しめることを見つけるため、密を避けた娯楽や仕事の形がヒットすると予測されていますね。
ヒットの予測が難しく、今後経済がどうなっていくか不安な日々が続くとされる2021年です。
そのため、消費者や市場の声を、いかに汲み取るかが重要です。
商品開発の際には、市場調査を行い、消費者が求めていることを明確に把握していきましょう。
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