世界では経済格差により、飢餓に苦しむ方がいるのは皆さん理解していると思いますが、「飢餓」は別世界のことと思っていませんか?
最近ではコロナウイルスの蔓延により、世界的に経済が落ち込み、人々の生活様式などが著しく変化しています。
その中で、より飢餓が激しくなり、日本でも飢餓に苦しむ方が増えることが予想されます。
今回は遠いようで身近にある、飢餓や近い未来に訪れるとされている食糧不足について、説明していきます。
日本は貧富の差があまりない国ですので、飢餓といわれてもピンとこない方は多いと思いますが、世界的に見ると食糧に不安を抱える人たちは、なんと7億人いるとされています。
この数字は全世界の人口の1割弱にあたります。
飢餓の原因としては大きく災害・紛争・貧困の3つがあります
飢餓の原因の一つとして、災害、特に自然災害があります。
日本は自然災害が比較的多い国です。
台風、地震、津波…自然災害といわれて、思い浮かぶもの、嫌な思い出もあると思います。
直近では、熊本での豪雨災害もありましたね。
他にも世界では、竜巻、干ばつなども災害として挙げられます。
アフリカや中央・南アジアを中心に今も紛争が起こっている地域があります。
紛争が起これば、その地域に住んでいた人は住まいを追われ、農地などを捨てて難民キャンプに避難する人も多くいます。
避難した人々は紛争が終わるまでは難民キャンプでの生活となり、満足な食事や十分な水を得ることも困難な状態となり、飢餓状態に陥る人が増えることにもつながっています。
貧困も飢餓の原因となります。
農業が主の産業となっている貧困国などに住む農民は慢性的な貧困状態にいる人も多いです。
貧困であることから農業を行うための土地や水、種を確保する資金がないことで自給自足ができない、満足に食べ物を買うお金も無い状態に陥り、飢餓から抜け出せません。
貧困に関しては、日本でも起こりうるケースです。
日本でも貧困により、お金が無くなり、住居を追われ、路上生活者になっている方がいるのも事実です。
そしてこの貧困がコロナウイルスの蔓延により、深刻になるとされているのです。
こちらの記事をご覧ください。
参考:新型コロナの影響で8割増 世界2億7000万人が飢餓に
“特に今年の新型コロナウイルスの発生拡大では、世界で急性の食糧不安に陥った人は以前より8割以上増えて、2億7000万人に達している。「世界は飢餓パンデミックの瀬戸際にある」と訴える。”
コロナ禍で、このような飢餓に陥る人が急速に増える「飢餓パンデミック」も世界レベルで危惧されています。
現在は上記のような理由で飢餓が起こっていますが、将来的な食料不安の指摘もあります。
世界の人口は2050年に100億人に迫ると予想され、食糧増産が緊急の課題となっています。
新興国の肉食化が続けば、肉の供給量が足らなくなってしまうことは必至でしょう。
そのため、今のうちから、持続可能な食糧として「大豆たんぱく」が注目されているのですね。
いかがでしたでしょうか。
自分とは違う世界の出来事と思っていても、意外に身近な問題が社会にはいくつもあるものです。
そういったことを知るためには、社会や市場の状況を把握することが重要となってきます。
企業でしたら社会や市場の状況を知ることで、このような世界的ピンチをチャンスに変えられる可能性も見つけられるかもしれません。
個人で勉強をするのであれば、新聞がおススメですが、企業で広く市場を知りたいのであれば、市場調査がおススメです。
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