セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンといった大手コンビニチェーンはある一時から急激に増え始め、交差点を挟んで、同じコンビニチェーンの店舗がある、なんてことは近年では、普通に見受けられます。
そんなコンビニチェーンも、「新型コロナウイルス感染症」や政府の「働き方改革」により、今後かなりの変容を遂げていくと考えられます。
今回はそんなコンビニチェーンにスポットを当てて、現状から今後の動向まで考察していきます。
都心では100メートル内にいくつかの店舗が見受けられたりもしますが、コンビニの店舗はいつからこんなにも増えたのでしょうか。
実は「いきなりこの年に増えた」ということはなく、「年々増え続けた」というのが正しいのです。
こちらの記事をご覧ください。
コンビニ店舗数、初の減少…大手は新規出店抑制
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20200120-OYT1T50218/
この記事をご覧いただくと分かるように2005年から2018年までの13年間、コンビニチェーンの店舗数は増え続けていたのです。
しかし19年9月以降、月次ベースでは閉店数が出店数を上回り、前月に比べて4か月連続で減少したという結果も出ています。
それには何が影響しているのでしょうか。
なぜ、コンビニの店舗数は減っているのか。
それには、人口減少による売上の低下があります。
店舗数が増え続けたことにより、飽和状態に入ったと考えられます。
しかし、先に述べた「新型コロナウイルス感染症」や政府の「働き方改革」が店舗数の減少に大きく関係しているのは間違いありません。
新型コロナウイルス感染症の影響でコンビニの売上は減少した上、以前から言われていた「働き方改革」により、営業時間は短縮され、夜の12時には閉店する店舗もありました。
24時間営業が当たり前だったコンビニの大きな変化に、消費者も大きく戸惑ったこと感じます。
働き方改革による新たなコンビニのあり方は経済産業省でも、議論されているところです。
今後コンビニがどう変わっていくか、興味のある方はこちらも併せてご覧いただくと良いと思います。
新たなコンビニのあり方検討会(経済産業省)https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/new_cvs/index.html
新型コロナウイルス感染症…
働き方改革…
人手不足…
上記のことから、大きく進んでいるのが、「コンビニの無人化」です。
近年、人手不足の問題や人件費削減を目的とした、コンビニやスーパーの無人化の動きが進みつつあります。
無人化というのはたくさんの人手を有して事業を営んできたコンビニやスーパーにとっては、新たな挑戦といえるでしょう。
しかしながら、この挑戦について消費者はどのように感じているのか、が気になるところだと思います。
消費者の意見として多く見受けられるのは、現金が使えなくなることの懸念です。
日本では、他の先進国と比較してもキャッシュレスの進みが悪く、現金を利用されている方が、未だ多いです。
その方たちは無人化が進むことで現金が使えなくなる不便さを懸念しています。
一方で、「定員と接触しなくてもよくなる」といった消費者の声もありますが、今後コンビニやスーパーの無人化が進んだ際にあらゆる消費者の声がどう反映されるかが、注目ですね。
今後あらゆる市場ではAIの発展により、いろいろなサービスの無人化が進むと考えられます。
このように新たな挑戦を考えている企業の皆さまに私たち達人調査員が声を大にしてお伝えしたいことは、
「一度消費者のニーズを調査しませんか」ということです。
消費者のニーズを調査することで、本当に自社のサービスで無人化を行っていいのか、また無人化を進める上での懸念点は何か、が見えてくると感じます。
無人化を行うにはかなりの費用と時間がかかると思います。
その大きな取り組みを失敗させないためにも、市場調査、ないしはCS調査を一度行ってみてはいかがでしょうか。
この記事を読んでやってみたい!と感じた方は是非「アンケート調査の達人」までお問合せ下さい。