あなたは、市場調査が何を行う調査かご存知でしょうか。
市場調査とはその名の通り、市場の意見を集約するとどんな意見があるのかを調べるものです。
消費者の動向やニーズの分析のために、用いられることがあります。
今回は、市場調査で新たなビジネスチャンスをつかむためのヒントとして、一事例をご紹介いたします。
紙おむつブランドの「パンパース」を展開するP&Gが行ったアンケート調査にて、「男性用トイレにおむつ台の設置数が少ない」と感じている人が85.1%もいることが判明しました。
おむつ台があっても、オープンスペースにあったり、施設に1台しかなかったりと、ママ・パパたちはお困りのようです。
男性はおむつ台の設置数が少ないと感じると同時に、約8割の方が「男性も気軽に入ることのできるベビールームをもっと増やしてほしい」と感じているとの結果が出ました。
また、同調査では全体の93.1%もの人が「子どもと一緒にもっといろんな場所に行きたい」と思っていることが判明しましたが、実際子どもとの外出が不安なママ・パパは、62%もいるようです。
この結果についてP&Gは、家の外での育児環境が整備されていないことが原因の1つであるとしています。
家の外での育児環境が整備されていないことを支援するため、P&Gは今後道の駅などに、「誰でも使えるおむつ交換台の導入支援」を行っていくといいます。
また、開発中の鍵のかかるパーソナルなベビールームは、男女問わず入ることができるため、男性も利用できるベビールームの拡充の手助けとなることが見込まれています。
この事例では直接的な収入にはなりませんが、ママ・パパの共感を呼び、会社の知名度を広げたり顧客のファン化につなげたりすることができます。
このように、インターネット調査により市場の思わぬ悩みや、消費者のニーズを知ることができるのです。
今回は、市場調査により子育てをするママ・パパの悩みを発見することができた事例をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
イクメンという言葉が数年前に流行しましたが、今ではその言葉も古く、育児を行うのが当たり前と言われるような、市場の移り変わりが激しい時代です。
そんな今だからこそ市場の分析を行い、ヒット商品生み出すアイデアを考える必要がありますね。
そして、そこから新たなビジネスにつなげていきたいですよね。
「市場調査の達人」では、調査結果にグループインタビューを付加し、より精度の高い状態にすることも可能です。
グループインタビューでは、直接消費者の方のご意見を伺うことができます。
お客様の課題に合わせて、調査フレームから報告書作成まで全てお任せいただくことも可能です。
市場調査を初めて行う方、そうでない方も、一度「アンケート調査の達人」にお問い合わせください。
全力でサポートいたします。