「離職率がなかなか下がらない…」
終身雇用が当たり前ではなくなった今、離職率の高さに悩んでいる企業も多いのではないでしょうか。
今回は働き手の心情を探るべく、退職理由のランキングをご紹介します。
「そもそも離職率が高いことによるデメリットは何か。」とお思いの方もいると思いますが、離職率が高いことには下記の様なデメリットがあるのです。
人を採用する、教育し育てることには、多くのコストがかかります。
かかるコストは色々なものがありますが、なんといっても一番のコストは新人の給料です。
初めは誰しも仕事ができませんので、生産性が低いですが、その新人にお給料を与えて、先輩社員の時間的コストもかけるのですから、かなりお金がかかります。
しかし、これは今後仕事ができるようになって、自社に貢献することを前提にかけられているコストです。
ですから、辞められてしまったら、せっかくかけたコストが全くの無駄になってしまうのです。
離職率が高いと、無駄なコストが増えることは容易に推測ができますよね。
人材流動が激しければ、何度も担当を変更したり、引継ぎをしたりする必要が出てきます。
その引継ぎをする時間が余計にかかりますし、新しい仕事を1から覚えるのにも時間がかかるでしょう。
その場合、覚えるまで業務全体の時間がかかり、生産性が下がる原因となります。
転職サイトの情報欄には大抵、離職率を紹介する欄があります。
この離職率が高ければ高いほど、ブラック企業なのでは?と認識される可能性が高くなる傾向があります。
また、ブラック企業を見抜くために、離職率の高さが挙げられているサイトも存在しています。
この様なデメリットは企業自体の業績にも関わりますので、離職率は下げたいところですね。
次に、男女別の退職理由を見ていきましょう。
厚生労働省の雇用動向調査は、転職・入職者が前職を辞めた理由のランキングを発表しています。(平成30年)
1位:定年・契約期間の満了
2位:給料等収入が少なかった
3位:労働時間、休日等の労働条件が悪かった
4位:職場の人間関係が好ましくなかった
5位:会社の将来が不安だった
6位:会社都合
7位:能力・個性・資格を生かせなかった
8位:仕事の内容に興味を持てなかった
9位:結婚
10位:介護・看護
11位:出産・育児
1位:定年・契約期間の満了
2位:労働時間、休日等の労働条件が悪かった
3位:職場の人間関係が好ましくなかった
4位:給料等収入が少なかった
5位:仕事の内容に興味を持てなかった
6位:会社都合
7位:能力・個性・資格を生かせなかった
8位:会社の将来が不安だった
9位:結婚
10位:出産・育児
11位:介護・看護
ランキングを見ると、以下の理由が退職理由として多く挙げられています。(定年・契約期間の満了を除く。)
離職率の高い企業は上記の3点に絞って、一度自社の見直しをしてみるとよいでしょう。
給料や労働条件の見直しは簡単ではありませんし、また、職場の人間関係の改善や、全社員の問題を解決するのは困難ですが、把握しておく必要があるでしょう。
転職した後の方への調査でこの退職理由は得られていますが、離職してしまう前に社員の不満を解決して、離職を防ぎたいものですね。
しかし、給料や雇用条件を見直すにしても、現場従業員がどの様に感じているかを聞き出すのはなかなか大変で、ましてや全社員になると「全社員の意見を聞くことなんてできない」と思う方もいるでしょう。
そこで私たちがご提案する解決策は、「ES調査」です。
「ES調査」とは、社員の会社に対する満足度を客観的なデータで知ることができる調査で、一度に多数の人の意見を集めることができます。
「ES調査」により、企業の問題点や課題を洗い出し、その問題点を中心に解決をしていけば、社員の満足度アップにつながり、離職を下げることができると言えます。
ES調査がオススメだと言われたけれど、どうしたらいいか分からない…
という方は、こちらをダウンロードしてみてください。
また、「アンケート調査の達人」では調査から分析、解決方法のご提案までサポートいたします!
興味を持った方は、是非一度お問合せください。